経営方針を理解して、施設選びをするべし!

高齢化社会になった影響で介護の需要が増し、独自の経営方針を持っている介護施設が増えてきました。そのため、同じ介護職であっても、選んだ施設によって仕事内容や介護方針には大差が生じます。現場に出てからの働き方には経営方針が深く関わっているため、転職をするときには、転職先の経営方針をよく確認しておくことが大切です。

なぜなら、その方針が自分の介護観に合っているかを確認した上で転職先を選ばないと、自分が良かれと思って行っていることが現場から認められない可能性が出てきます。自分が考える理想とする介護と現場の方針とがマッチしていることがベストであり、入念に情報を集めてから転職先を決めなければ、後になって後悔することになりかねません。ですから、施設の情報をパンフレットやホームページで確認して、経営理念や運営方針などをあらかじめ調べておくようにしましょう。また、現場の声を聞くのも効果的ですし、介護系のイベントなどに参加して、気になる施設のスタッフに直接話しを聞いてみるのも良いかもしれません。

実は、介護事業所の理念と現場の経営方針とが合わずに、転職をするという介護士は少なくありません。また、介護施設側でもそれを懸念し、面接や書類審査では志望動機に注目するようになっています。したがって、介護業界で働く時には、労働条件と併せて応募する施設のことを入念に調べて、理念や経営方針を志望動機に上手く取り入れることがポイントになります。